米国時間5月22日アマゾン社によるとAmazon Web Services(AWS)の「Alexa for Business」において、Amazon Alexa経由で1対1のスケジュール調整を可能にした「Alexa Smart Scheduling Assistant」を発表した。これまで音声を使って2人の予定を調整するには、自分と相手、各々で予定の確認、追加を行う必要があった。同アシスタントを利用すると主催者が音声リクエストするとカレンダーから招集者の空き時間を確認し、スケジュール調整が可能になるという。
Alexa for Business introduces Alexa Smart Scheduling Assistant that lets you schedule 1:1 meetings and move meetings in your calendars https://t.co/KrEbY93Z6O pic.twitter.com/cU540CLPlO
— Amazon Web Services (@awscloud) May 22, 2018
提供機能
「Alexa Smart Scheduling Assistant」を利用するには、利用者のAlexaアカウントを使って組織カレンダーや一部個人用カレンダーに関連付けすることで利用できるという。その設定ができれば「アレクサ、〇〇と打ち合わせを調整して」と声をかけると、2人の予定を確認し、調整できる候補日時を抽出する。予定が重複した場合、主催者は音声で日時の変更もできる。「アレクサ、会議を明日の午後4時に変更して」と声をかけ、予定変更できる。また、招集者に予定変更の案内メールも送信するという。もし、通知された日時に先約がある場合は、警告を行い代りの予定日時を提案するという。
- スケジュール調整時の候補日時の提案
- 主催者、招集者のスケジュールを確認し、重複時の通知
- 主催者による予定の変更
- 会議通知
新機能を提供した「Alexa for Business」はAmazon EchoなどAlexaデバイス、スキルなどを大規模に管理するためのサービスのため、一般ユーザには提供されない。
一般消費者向けのツールとしてAmazon Echoが普及し始めていますが、今後はビジネス市場向けで、秘書を持てない一般社員を対象とした音声アシスタントとして活躍の場が広がりそうです。また、日本では家族とカレンダー共有する「Time Tree」アプリが800万人も愛用している市場があるため、今後、個人利用の要望も増えるかもしれませんね。