Alexa for Businessは何ができるのか?

先日、Alexaのビジネス利用シーンでスケジュール調整を相手方の予定を考慮することができるようになったと報告しました。Amazon Echoはプライベートから職場での利用用途が広がっているように感じられました。どのように職場で活用できるか興味を持ちましたので「Alexa for Business」を報告します。 

「Alexa for Business」は昨年11月30日にアマゾン ウェブ サービス(以後、AWS)社から職場向けのAlexaサービスとして発表されました。これまでパソコンなど操作に頼っていたスケジュール管理、To-doリストの進捗確認、リマインダーなどのデスクワークのような業務をAlexaで行うことで音声での指示、確認ができるようになります。また、部内外の担当者との打ち合わせのための会議室予約、遠隔地のメンバーとの通信機器としても利用できます。「Alexa for Business」の特徴は次のとおりです。

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特徴

  1. 共有デバイスとしての管理
  2. 電話会議
  3. カレンダーシステムとの統合
  4. 登録ユーザと個人デバイスの管理
  5. 組織のプライベートスキルの作成

共有デバイスとしての管理

職場では組織の所属者の共同利用が想定され、会計処理上購入したAmazon Echoの利用目的と明確にし資産管理上、設置場所を明らかにする必要があります。「Alexa for Business」では全員での共有デバイスとして利用が可能で、会議室や玄関など設定場所を割り当てることができます。利用者が共同利用するスキルを事前に定義することも可能です。また、会議室に設置されたことも想定されており、例えば異なる拠点との会議時、進行する音声システムとしての利用や室内の照明の明暗の調整、ブラインドの上げ下げ、プロジェクター、ディスプレイの電源管理も可能になります。

電話会議

「Alexa for Business」を利用すると共有されたAlexaデバイスは会議システムの「電話会議端末としての利用」「導入済みのポリコムなどビデオ会議システム※を管理する機器」として利用できます。会議招集、設定は通常Office365などスケジューラーと行うことが多く、そのようなシステムと連携ができ、その登録情報を参照し、会議予約された時間い自動接続などが可能です。また、打ち合わせ時に通話したい相手への内線・外線通話もできます。

対応ビデオ会議:Amazon Chime、Cisco WebEx、Fuze、Google Hangouts、Zoom、BlueJeans、Skype for Business。

カレンダーシステムとの統合

「Alexa for Business」では法人システム「Office 365、MS Echcange、Google G-suite」のカレンダー機能と連携できます。連携されると利用者はAlexaに声をかけることで新しい予定、会議の作成、予定のキャンセル、削除、今後の予定確認を行えますので、作成、更新された予定は組織の他のメンバーとの共有ができます。また、先日、報告したとおり1対1の会議設定も可能になりました。

登録ユーザと個人デバイスの管理

「Alexa for Business」で個別にユーザ登録をすると、仕事用途に個人用に利用していたAmazon Echoの環境を職場でも利用できます。例えば、生産性向上の一環で自宅での仕事を行っている利用者はこの登録を行うことで、自宅にAlexa端末にリクエストし職場の会議システムや内線を利用することができます。

組織用プライベートスキルの作成

「Alexa for Business」を導入した組織専用スキルを作成できます。例えば、プリンターや会議システムの故障を通知するスキルを作成すれば、故障時に利用者が内線番号の検索確認などなく音声でIT部門へ相談ができるようになります。このカスタムスキルの作成は容易で、アマゾン社より役立つツールやドキュメント、サンプルコードが提供されています。

「Alexa for Business」には以上のような特徴があります。導入を検討するうえで必要な対応デバイス、月額費用、導入事例と導入後のイメージ動画を次に紹介します。

対応デバイス

共有デバイス:Echo(第1、2世代)、Echo Dot(第2世代)、Echo Plus

個人用デバイス:Echo Show、Echo Spot、Echo Plus、Echo、Echo Dot、Alexa対応デバイス

月額費用

共有デバイス:7米ドル /デバイス、登録ユーザ:3米ドル / ユーザ   

注:サブスクリプション料金は日数で案分計算されるため、支払いは実際に利用した分のみになります。Alexa for Business は米国東部 (バージニア北部) リージョンで使用できます。

導入事例

現在、「Alexa for Business」のWebをみるとWeWorks社他5法人の事例が紹介されている。

「WeWork では、未来のオフィス空間を構築し、従業員や会員のために最高の環境を創造することに重点的に取り組んでいます。Alexa for Business は、ユーザーのニーズに応えるスマートなコネクテッドスペースを構築するという大きなビジョンの推進に役立っています。私たちが作成したプライベートスキルにより、Alexa を使って、会議室の予約、コミュニティ管理チームのためのヘルプチケットの発行、会議室の状態に関する重要な情報の取得などが行えます。また、Alexa for Business を使用すると、従業員の生産性を高めるのに必要な Alexa のデバイスやスキルを簡単に設定してデプロイできます。私たちは、社内の従業員が享受しているこの快適さを、私たちの企業メンバーにも近日提供できることをとても楽しみにしています」

– 最高業績拡大責任者、Dave Fano

Alexa for Businessの導入イメージ動画(AWS社提供)

参照元:アマゾン ウェブ サービス社Alexa for Businessページ

米国時間5月22日アマゾン社によるとAWSの「Alexa for Business」がAmazon Echoなど音声アシスタントを通じて1対1のスケジュール調整を可能にした「Alexa Smart Scheduling Assistant」を発表した。
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