5月29日に先頭でスマートライトを業界を引っ張ってきたPhilis Hueランプのアプリが3.0にメジャーバージョンアップしました。前回のメジャーバージョンアップから約2年。利用者からの様々の要望を取り込み、大幅なインターフェイスの変化、新機能が追加されています。新機能として思い出の写真から色調を再現する機能など実装されていました。今回のその主な機能を報告します。主な変更点、機能は次のとおりです。
- インターフェイスと使い勝手の改良
- お気に入りのシーンや色への素早いアクセス
- 複数のライトを利用し、明るさ・色彩の可視化と演出
- カラーピッカーを採用しライトの概要、管理、グループ化が可能
- 事前に用意された30以上の新しい映像シーン
- 写真データからその思い出を照明の色調で再現
主な機能
インターフェイスと使い勝手の改良
インターフェイスが全面的に改良されています。おそらく利用者と一家庭当たりの導入ライト数が増えた影響と思われますが、一画面に管理するランプ数が増加しています。また、在宅、ルーチンなど設定するアイコンは画面上部から下部に移動され片手でも操作できるよう改善されています。またルーム、ライト、アクセサリーのセットアップもホーム画面からできるようになり、通常の利用用途ではホーム画面で設定変更できるようになりました。
ホーム画面から各セットアップ
お気に入りのシーンや色への素早いアクセス
お気に入りのシーン変更もホーム画面で対象ランプをタップし、シ―ンを選択するだけで最後に設定した画面に移動でき変更できます。
複数のライトを利用し、明るさ・色彩の可視化と演出
Philips Hueアプリ上で室内にある複数のライトを利用して同じ色調のライトで部屋を演出したり、違う色彩にランプを設置し室内で適切な色の演出ができムードを高めることができます。このアプリを利用することで、表情豊かな部屋の演出が可能になり、自分の家を魅力的にしてくれます。
カラーピッカーを採用しライトの概要、管理、グループ化が可能
Philips Hueアプリで新たにカラーピッカーを採用。アイコンを見るだけでランプの種類が判別でき、触れるだけでどの部屋のランプであるかわかり、グループ化や操作性が向上しました。
Philips Hueランプ(青)とHue Go(緑)
画像参照元:Philips Hue App 3.0: Taken further by you動画より画面キャプチャ
事前に用意された30以上の新しいシーン
事前に用意されているお気に入りのシーンが増えました。季節、太陽の光、ゴールデンアワー、街の明かり、黄昏の5カテゴリ34シーンが用意されています。その中には街の明かりとして東京、大阪もあり、大阪は路地裏のバーに入り、照明がピンク。いや、紅鶸色(べにひわいろ)のようなランプになるシーンはお薦めです。
写真データからその思い出を照明の色調で再現
ご自身のスマートフォンに旅行先などの思い出の写真があると思います。その写真からその色調をアプリが解析することで、素晴らしいシーンを作成できます。私は以前、海外旅行で長期滞在した時の写真でオリジナルシーンを作成してみました。その写真で写し出せれている輝きが、ランプで再現され、旅行の思いでがよみがえりました。
好みの写真を選択。その色調をアプリが解析し、ランプで再現可能。
Philips Hueアプリ ver.3.0のイメージ動画(Signify社提供)
今回のPhilips Hueのバージョンアップは驚きです。毎日のスマートランプの利用方法が音声での点灯に落ち着きかけていたところに、部屋のいろどりをランプで簡単に演出可能になりました。お勧めは写真からその色調を再現する機能です。私は部屋の中がそのシーンをもとにランプが照らし出し、その時のまぶしい太陽、ほほを触れた風、一緒にシャーベットを食べていた記憶まで思い出してくれました。